アイ・アム・レジェンド

ウィルスミスがまたしても地球を救う話。テーマは無いが、何か怖いモノが襲いかかってくる。
とにかく白っぽい何かが全力で走って追いかけてくるのだ。かなり怖い。

とりたてて書くことはもうないが、帰りにプリキュアの絵本を全力で読む青年を見かけた。新しいパフォーマンスなのか。こちらもかなり怖がった。

ベイオウルフ

裸で髭のオッサンがモンスターと素手で殴り合う、ゴリゴリのファンタジー作品。300のような爽快感は皆無。ただ、勇者としての生き方があるのみ。

まず、この作品がCGアニメだということに驚かされる。かなり金がかかっているらしく、本物かと見まがうことも多い。技術の進歩がうかがえる。
そしてストーリーだが、前半はかなりコミカル。シモネタが多いのでお子さまには全く薦められないのだが、かなりの悪ふざけで楽しませる。何故だか裸で戦うベイオウルフが、どんなに激しいアクションを演じても、決して股間が見せないテクニックは、完全に無意味。
しかし、話が進むに従い、徐々にハードになっていく。前王が受けた呪いや、勇者が犯した過ちの代償。悲惨な展開が続くのは洋モノの小説ではそんなに珍しくないのだが、死んでもレベル×100Gで蘇るのがファンタジーだと認識されてる日本ではちょっとキツいかも。

ただ、私はかなり好きです。

いのちのたべかた

ドキュメントの良作。
食に対する敬意が表れている。

説明一切無しで、我々が食べているもの達の製造過程を流し続ける。野菜の収穫から、卵やミルクや塩、そして魚、鳥、豚、牛ら食肉。
製造は機械的で整然としており、残酷だ。ただ淡々と生きものを効率的成長させ、収穫していく。屠殺や以降の工程も映されており、正直見るに堪えない。が、本来、食べることは、別の命を奪うことに他ならず避けて通ることはできない。その事実を再確認させてくれる。子供の頃に漠然と感じた、肉や魚、植物ですら命であり、それを食べなければ自分が生きることが出来ないという葛藤。今、改めて感じることが出来る。

幸いにして、日本ではいくらかのお金を出せば簡単に食物が手に入る。さばく必要もない。名も知らぬ誰かがその難事を引き受けてくれていることに感謝しつつ、帰りにステーキをいただきました。

ナンバー23

ヒドイ出来だ。
数秘学にハマって狂っていく男の話しだが、飛躍が激しく意味がとれない。作った奴らがパラノイアかと思われる。ミステリー、サイコ、アメコミ、家族愛、どれか一つに絞れたんじゃないのか。

観れば、99分確実に損をする。
うーん、足しても引いても23にならない。だからダメなんだよ・・・

ボーン・アルティメイタム

キレてる。最高(^^)
二作目の失敗を丸ごと引っ繰り返すシリーズ最高作では。

米兵式格闘術を超スピードで扱うボーンの強さは健在。加えて、スプレマシーでダメになった追加設定を全部活かして、さらに良い話に出来上がっている。
どうしてもこの手の話では、ボーンが強すぎるが故に負けないことがわかっている。プラスが必要になるのだが、その付け方が巧い。ボーンが負けなくてもハラハラする設定をたくさんつくっている。
そして、レギュラーキャストの使い方が良すぎる。なぜか毎回登場する同僚の女の子が、今回はヒロイン扱いだったり。全作通してみている人は、ニヤリとしぱなっしだ。

超格闘の新しい形はここにあり、って感じの一作。できれば、三作連続で観たい。

スターダスト

ファンタジーの優良作(^-^)
流れ星が青年に恋をする、と、何ともなバカ設定ながら、CMの出来が良かったため密かに期待していた。期待どおり。丁寧に作りこんだ手堅い作品。
ファンタジーが良いのは、幸せなホラ話であるからだ。SFと違って理屈をこねる必要もない。流れ星が恋をしてもいいし、空賊が雷を樽に詰めて商売してもいいし、王位継承争いに敗れた者が皮肉屋の幽霊として取りついても良い。本作はそんな愉快な設定を理由はすっ飛ばして楽しく見せてくれる。
脇を固める大御所達も見逃せない。デ・ニーロが悪ふざけのようにダンスを踊るかと思えば、50を前にしてなお美しいミシェル・ファイファーが、魔法を操るたびに老いていく魔女を悪の魅力たっぷりに演じる。

どのシーンを観ても幸せに、愉快に楽しめる。
無理して劇場に足を運ばなくても良いが、ビデオ屋に並んでいるのをみたら、そして恋人や家族と共にいるなら、鉄板の一作だ。

ロケットマン

純粋なバカ映画。マッハの流れを組んでいる。
今度はムエタイ+ロケット。プラスする利点が全く見えないのだが、考えるだけ損。画的におもしろければ良とすべし。
今回も、飛んだ方が痛い、燃えたほうがダメージがでかい、というバカ思想は健在。安心してみれる良作かと。
東京だと銀座でしかやってないのだが、混雑した休日の銀座であれほど人の少ない空間があるとは思いもよりませんでした。