ベイオウルフ

裸で髭のオッサンがモンスターと素手で殴り合う、ゴリゴリのファンタジー作品。300のような爽快感は皆無。ただ、勇者としての生き方があるのみ。

まず、この作品がCGアニメだということに驚かされる。かなり金がかかっているらしく、本物かと見まがうことも多い。技術の進歩がうかがえる。
そしてストーリーだが、前半はかなりコミカル。シモネタが多いのでお子さまには全く薦められないのだが、かなりの悪ふざけで楽しませる。何故だか裸で戦うベイオウルフが、どんなに激しいアクションを演じても、決して股間が見せないテクニックは、完全に無意味。
しかし、話が進むに従い、徐々にハードになっていく。前王が受けた呪いや、勇者が犯した過ちの代償。悲惨な展開が続くのは洋モノの小説ではそんなに珍しくないのだが、死んでもレベル×100Gで蘇るのがファンタジーだと認識されてる日本ではちょっとキツいかも。

ただ、私はかなり好きです。