秒速5センチメートル

とても良い作品。早くも今年度最高かも。

言葉では表せない。例えば純粋という言葉ですら、この作品の前では煤けてしまう。
ＳＦ*1に愛の概念を組み込んだのはカジシンでしたが、後継者は新海さんしかいません。

映画の進化を思えば、ＣＧによる映像美や複雑なトリック性、スリリングな展開になるためタイミングなど、かなり研究されてきましたが、本質は変わりませんね。テーマが一つあればこんな素晴らしい作品ができちゃうんだから*2。

人を想う心が如何に素晴らしいかを思い出す、映画館でこそみるべき作品です。

*1:今回はＳＦでは無いです。かろうじて種子島が舞台の話があるぐらい。ジャンルで言えば恋愛ものか。

*2:半分ぐらいは山崎まさよしの歌の力ですが。