北辰斜にさすところ

二時間たっぷりジジイの昔話聞かされると言う、恐ろしい程どうでもよい内容。決して詰まらないわけではないが、縁もゆかりもない人間が観ても何の感情も浮かばない。

前半は旧制高校時代のエースであった昔話を、孫がおとなしく聞いてくれるというもの。ジジイの妄想全開で、全くどうでもよい話しに、孫はいちいち感銘を受けてくれる。
後半は、旧制高校からの百周年記念試合を行うべく、現代の学生たちにかつての制服を着せ試合をさせる。迷惑としかいいようのない話しだが、孫はもちろん喜んでひきうけ全力で戦ってくれる。

実話っぽいのだが、リアル過ぎて何一つピンと来ない。ていうか、いつまで学校の先輩後輩で居続けるんだろう。大事だとは思うのだが、他にもっと無いんかいな。「ジジイに残されたのは思い出だけだよ」と言われてるみたいで、ちょっと寂しい。