ぐりとどるとジャンゴ

先日書いたジャンゴの続きだが、そんなヒドイ作品でもないのになぜかネガティブな内容を記述してしまった。
悩んだ末、ひとつの回答を見つけた。ジャンゴという作品は私の中で、違和感を売りにしたあの不愉快なCMとテイストが似ているのだ。不愉快なあれとは、一見さわやかなモデル風の男女数名が伝わりにくいワードを使い続けながら商品を肯定する、マックグリドルのあれだ。
あれはとにかく腹立たしい。甘じょっぱ系に属するキワモノ寸前の商品*1を何とか買ってもらおうとしているのだろうか、「違和感があるけど格好良さを併せ持つ」映像をつくらんとして、綺麗な男女に関西弁をしゃべらせているのだ。この場合の関西弁の役割は、綺麗な男女の対局にあるのは明らかだ。つまり関西弁と綺麗な顔立ちのとりあわせは違和感があると言いたいのだろう。彼らの気持ちをストレートに言いかえれば、関西の奴らは、皆、不細工でひょうきんなのだ。
これは差別である。吐き気がする。
もっと腹立たしいことに、それは事実にかなり近い。関西には男前はいない。関西人の私が言うからまちがいないだろう、たぶん。

話を戻すと、あのCMは差別的で不愉快なものであり、それに似ているあの映画は、巻き添えで面白さが半減したということだ。
我ながら、論理は破綻していると思うが。

*1:とはいえ、商品自体は否定しない。味はなじまないが、商品としてのアグレッシブさは買えるからだ。