ディパーテッド

ヤクザと警官が互いの内通者を探す騙し合いがとても面白い。ただ、終盤は面倒臭くなったのか超手抜きでがっかりすること受け合い。残念な意味で最後に観客を裏切る。
ジャックニコルソンのダークさやデュカプリオの暴れん坊っぷりが魅力なので、映画を観おわった後の“損した感”が少ないのが救いか。

終盤以外は文句無いのでダメなところ二つだけ。
一つはマットデイモン。何度みても顔が薄すぎて覚えられない。誰だっけこいつ、の連続だった。主役級なのでもうちょっと覚えやすいヤツにしてほしかった。
もう一つは終盤のストーリー。禁じ手連発はダチョウ倶楽部のコントのような展開。ギャグなら良いが、この話には全くふさわしくない。何の為に最後まで引っ張ったんだか。そして下らないオチへと続く。もう最悪。

昨日観たマリーアントワネットもオチのひどさに落胆させられたが、マリーはその生き方が重要なので作品としてそれほど気にならなかった。だが、この作品はオチこそが重要のハズ。
とんでもない手抜きの最後に騙されてはいけない。