異質な世界観を物語にうまく組み込んだ、良い作品。
登場人物の全てが『紐のついた生き物』という設定はかなり気持ち悪いし、紐を前提とした世界描写も異様。だがそのあたりは観ているうちに慣れてしまう*1。そして、紐が切れると死ぬというメッセージ性*2を感じさせる設定も、良い味がでている。
キャストの芝居がそんなに気にならないのもグッド。顔の売れた役者さんが声をあてていると、気になってしょうがないか下手すぎるかのいずれかなのだが、演出が良いのかも。
難を言えば、ラストシーンの意味が全く不明なこと。これをアートといわれたら、ふーんとしか言えませんが。*3