スケバン刑事

松浦さんがやってくれるかも、と思い観に行ったが玉砕。竹内力と松浦以外は全くぴんとこなかった。
なんとも全体的に古く、いまいち乗り切れない。旧作があるので意図的に古く作るのも良いのだろうが、実際はそうではない。作り手が思う「現代」がすでに十年ぐらい古いのだ。
ネットの掲示板が事件の中心って、もうちょっと何かあるんじゃなかろうか。あと、ボスの最期も古くさく、主張もメッセージも何もない。自分達より若い世代を故意に曲解し、だからおまえらは俺たちのようなちゃんと成長した大人と違って理解不能なのだ、と言いたいのだと思われる。普通、ストーリーを作る上で必要と思われる軸というか筋道というか、一本通ったものが無い。作るときに会議やったの?、と言いたいぐらい。
それから、ボスには窪塚の弟を連れてきてる。窪塚のイメージに乗っかろうとする根性もいただけないし、本人ではなく弟というのもポリシーが無い。演技もちょっと・・・。

総じて言えば、アクションは良い感じ。だが、やっぱりアイドル映画なのでファン以外の人間がみて楽しめる作品ではない。
作り手が手を抜きすぎているのかもしれない。