インプロモーティブ

即興、劇と言うより観客を巻き込むパフォーマンス、を観に行く。
役者のパワーとハイテンションで芝居を作り上げていくライブ感は、練習で練り上げていった芝居とは一味違いとても楽しかった。何もない舞台から様々なシチュエーションを作り上げるため、役者が環境までも表現せねばならない。はじめは戸惑うが、話が進むにつれ素舞台が森に見えたり悪物のアジトに見えたりするから不思議。その無理矢理っぷりがかつての「惑星ピスタチオ*1を思い出してしまう。
客いじりデフォルトなので、テンションの低い観客はビクビクしながら観なければならない。

*1:関西にあった劇団。パワーマイムと称した力業のパントマイムと饒舌な場面説明で、素舞台を大宇宙へと進化させたり、人がマッハで走ったり戦国合戦絵巻だったり、とんでもない芝居をする。佐々木蔵之助がいましたね。